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№090【映画】 マイケル・ベイ『トランスフォーマー』

090transformers
(C)2006PARAMOUNT PICTURES AND DREAMWORKS LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

原題:『TRANSFORMERS』
監督:マイケル・ベイ
脚本:ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
出演:シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン、ジョシュ・デュアメル、アンソニー・アンダーソン、ミーガン・フォックス、レイチェル・テイラー  他
2007年アメリカ 144分
公式ホームページ:http://www.unltd-media.jp/tf/top.html

カタールの米軍基地を何者かが急襲。<トランスフォーム>と呼ばれる変形を行い、地球上の機械に擬態する敵の正体も目的も分からないまま、基地はわずかな生存者のみを残して、壊滅してしまう。
世界各地で同様の襲撃が行われる中、アメリカの地方都市に暮らす少年のもとにも、彼らの手が伸びていた。。

うーむ。
私はこの映画の何が不服なんだろう?
上り続けるエンドクレジットを眺めながら考えていたのは、そんな感想だった。

ストーリーがいけなかったのか?
たいして練られた脚本では無かったし、真新しさは微塵も感じなかった。まぁこの辺は、個人的には想定の範囲内だった訳で、フォローの意味で、「ベタな話」とでも言っておこうかな?(笑)
ただ、この手のアクション映画がツッコミ満載なのは良しとしても、それを劇中でツッこまれているようじゃ、駄目なんだと思う。どう考えても主人公の考え方に納得できない部分も多かったし、敵の行動についても、「なんで?」と首を傾げることが多かった。
とりあえず言える事は、無駄が多かったって事か。
主人公の少年の行動に共感出来ないのに、そっち側の話がメインで描かれたりするもんだから、トランスフォームするロボット(との表現は不適切なのかな? これでいくぞ?)達の存在やキャラ設定についての説明が疎かになり、すっかり記号化してしまっていて、こちらにも気持ちが入っていけない。
アクションシーンについては後述するけど、脚本上の戦闘シーンの問題としては、地球規模どころか宇宙規模でとんでもない戦闘が行われている筈なのに、全くスケールの大きさを感じられず、極めて小さな局地戦を描いている風にも思えた。それに関連してか、台詞では「地球人類の滅亡」とか「全宇宙の危機」とかって言葉が聞かれるのに、全く危機感を感じないのもいただけない。
さらに、それぞれのキャラが立って無いもんだから、複数のロボット達が登場して、乱戦の状態になると、誰が誰なんだかもうっ!
あと、ギャグっぽいシーンはスベリ倒してた……というより、なんかギャグセンスが古い?(笑)
でもまぁ、これらも含めて、想定の範囲内だったんだよ、私にとっては(大笑)。
この映画は、アクションシーン、もっと言えば、トランスフォームする車やヘリコプターを観たくてお金を出したんだから。

で、そんなアクションシーンに問題は無い。
CGオンパレードなアクションシーンは、やや食傷気味ではあるけれど、十分に楽しめるものだったし、キュインキュインと音を鳴らしてトランスフォームするロボット達は、それだけで楽しめた。
体感で30分近くあったろうかと思える、クライマックスのアクションシーンは、それはもう凄まじいものだった。
でも。
でもなんだよ。
なんか、盛り上がってない自分がいた。
斬新な映像のはずなのに、全く興奮を覚えない。
繰り返すけど、それはもう凄まじいアクションが描かれている。
でもなんか、「物足りなさ」を感じてしまう。
アクションシーンの多さが逆に“飽き”を早く招く結果となってしまったか??

こうやって文字にしてみると、結構悪く書いてしまっているけど、それなりに楽しめたのは事実。
でも、観終わった直後は、不満というかそんな感想しかもってなかった。
なんなんだろう、この変な感覚は。。。

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